【宿泊記】御宿 野乃 富山|落ち着きある和モダン空間で過ごす快適ステイ

今回はニューヨーク・タイムズが2025年に行くべき52ヶ所に選出して注目が集まっている富山を訪れた際に利用したドーミーイン系列のホテル、「天然温泉 剱の湯 御宿 野乃富山」の宿泊記をお届けしたいと思います。

目次

アクセス

御宿 野乃富山はJR富山駅から徒歩で15-20分程度、最寄りの富山地鉄市内環状線「大手モール」からは徒歩1分程度の立地です。

大きなJRの駅からかなり近い!という訳ではありませんが、温泉やドーミーイン名物の夜鳴きそばをはじめとする魅力に惹かれてこちらのホテルを選択しました!

チェックイン

出入口の扉が開くと、障子や組子などがあしらわれた、落ち着いた和の空間が広がっています。
写真奥に見えているのがフロントで、こちらでチェックインをします。

ソファはなく、代わりに木製のベンチが3台ほど置かれていました。
客室側は一段高くなっており、ここからは下足を脱いで進みます。

キャリーバッグもスタッフの方が預かって車輪を拭いてくださるので、ここから先もコロコロと運ぶことができます。

脱いだ靴は下足処のロッカーに片付けます。

先程の写真にも写っていたのですが、脱ぎ履きがしやすいよう、低めの椅子を置いてあるのも配慮があって良いなと思いました。

客室側の一段高い、土足厳禁のエリアからは全て床が畳になっているのも御宿 野乃富山の特徴ですね。

靴箱はそれぞれ鍵がついているので安心な一方、外に出る度に靴箱の鍵を忘れずに持たなければならないのがちょっとだけ不便に感じる人もいるかもしれないなぁと想像しました。

素足や靴下で歩くことに抵抗のある方はフロントで使い捨てのスリッパをいただくことも可能です。

エレベーターホールも床はもちろん畳です。

そしてなんとエレベーターの中まで…!笑

客室階の廊下も床は畳で壁には灯篭チックな照明があり、どこまでも「和」を感じる旅館のような雰囲気があります。

お部屋① デラックスツインルーム(天然温泉檜風呂付き)

それでは客室の様子を見てみましょう!

こちらは2-4人で宿泊可能なデラックスツインルームです。
セミダブルベッドが2台と窓側には4人が団欒できるスペースもあり、家族旅行など、複数人での旅行が楽しめそうですね。

畳の上にベッドがあるようなお部屋はたまに見かけますが、私自身は初めての経験でした。
和モダンな雰囲気が好きな私にとってはとてもいい感じです!

アップの写真は撮り損ねていましたが、ベッド上左右の白い部分にUSBとコンセントの差し込み口がそれぞれ1口ずつありました。

窓側にはテーブルと、4人が掛けられる椅子が並べられています。旅館によくある感じのやつですね!(語彙力…。)
家族で団らんするも良し、友人たちとワイワイお話するも良しのとてもいい空間です。

部屋の隅には小さなデスクスペースがありました。

大きな襖の中には寝具が入っていました。
(しっかり撮れたつもりになっていたのですが、ぼやけてしまっていました…😇)

ベッド横にはクローゼットがあり、館内着やお風呂セットが入っています。
クローゼットには衣類用のスプレーも用意されていました。

お風呂セットは籠に入っていて持ち運びしやすいのと同時に、温泉気分を味わえる感じがとても良いなと思いました。

お風呂セットの中身はこんな感じです。
バスタオル、ボディタオル、ランドリーバッグ、足袋が入っています。
簡易的なものではありますが、アメニティとして足袋が用意されているのは、館内の床が畳張りのこのホテルならではのように思います。

また、大浴場があるとはいえ、ランドリーバッグが1人1枚ずつ用意されているのも嬉しいポイントです。

部屋着はこのような感じです。
館内着としての特性もあるため、上下がセパレートのタイプとなっています。

肌触りも自然で着心地も良かったです。

冷蔵庫の中にはウェルカムサービスのお菓子と、飲料水ボトルが用意されています。
こちらのお部屋のお菓子はしっとりオレンジフィナンシェでした。

その他にもコーヒー等が用意されていましたが、そちらはもうひとつのお部屋の方で撮影しましたので、そちらでご紹介いたします。

続いて浴室、洗面台、お手洗いです。

上の引き出しにはコップやアメニティが入っていました。

引き出し中段には、ヘアドライヤーがあります。

洗面台とお手洗いの間には仕切りの扉はありませんでした。
正直、ここには扉があると嬉しかったです。

お風呂です。

大浴場があるのに加え、客室の浴槽が檜だなんてなんという贅沢でしょうか…!
ホテルの客室の浴室はちょっと匂いが気になる時もありますが、檜のいい香りがする素晴らしい浴室でした。

お湯を張る際はこちらのボタンをひと押しすればいい感じにお湯を張ってくれます。
泉質は茶褐色で、トロッとした肌触りでした。

お湯が冷めてしまったり、熱すぎる場合はこちらで調整できるようになっています。

その他、気になった点として、お手洗いにはポリタンクに水が溜められていました。

我々が訪れた日もそうでしたが、雪などにより、トイレの排水が正常に機能しないなどの非常時に使用するためのもののようです。

お部屋❷ モデレートダブルルーム(天然温泉檜風呂付き)

もうひとつのお部屋をご紹介します。

こちらは2人用のお部屋で、ベッドは1台でした。

扉式のクローゼットはなく、代わりに部屋の一角に洋服を掛けておいたりする用のスペースがあり、お風呂セットもこちらに置いてありました。

テレビ台周辺です。
大部屋と比べ、デスクスペースがある分、広めになっています。

冷蔵庫の中には同様にウェルカムサービスのお菓子も飲料水のボトルが入っていました。

お菓子の内容は先程のお部屋と異なり、青森県産りんごゼリーでした。

みんな一緒の方がいいような、バラバラで色々なものを楽しめた方がいいような、好みにもよるかと思いますが、もしかしたら、スタッフの方に相談したらご対応いただけるのかもしれません。

先ほどのお部屋でご紹介できなかった飲み物類です。

ドリップコーヒーに焙じ茶、煎茶がありました。

ベッド周りには時計、ティッシュが置いてありました。

枕元には照明のスイッチ関係に加え、コンセント、USBがそれぞれ1口ずつあります。

洗面台以降はデラックスツインルームと似たような作りだったので、お部屋の紹介は以上です。

続いて、館内設備やサービスについて紹介していきます!

館内設備・サービス

富山市内路面電車割引利用券

富山市内の宿泊者は富山市内路面電車割引券2回分をいただくことができ、半額の運賃で利用することができます。
この割引券はチェックイン前の荷物を預けたりするタイミングでもフロントでスタッフの方に声をかけるといただくことができたので、観光の際に利用できてありがたかったです。

・宿泊日数に限らず1人につき1枚(2乗車分)となっています

各階のエレベーターホール

細かいところですが、設備としてまず触れておきたいのはエレベーターホールです。
各階のエレベーターホールにはエレベーター待ちのための椅子が用意してあり、日本の思いやり、おもてなしの文化が感じられました。

また、エレベーターホールにはシネマカードの販売機、電話が置かれていました。

館内の施設やサービスについてはチェックイン時に渡される案内に詳しく記載されているのですが、エレベーターにも案内があります。

大浴場 【天然温泉 剱の湯】(2階)

まずは御宿 野乃といえばこちら、天然温泉です!
地下1200mから組み上げたトロッとした泉質の温泉を大浴場で堪能することができます。
岩風呂や打たせ湯はもちろん、ドライサウナやミストサウナもバッチリ完備です。
当然お写真は撮ることが出来ませんでしたが、浴場内の雰囲気もとても良いので、気になる方は公式サイトでチェックしてみてください。

また、もちろん撮影はできなかったのですが、浴場の脱衣所内にランドリーコーナーがあります。
洗濯のみは無料(洗剤も自動投入)、乾燥機はガス式で20分100円とかなりリーズナブルな価格で利用できるのですが、台数は多くないので、その点は注意が必要です。

営業時間 15:00〜翌10:00
※サウナのみ1:00〜5:00の間休止

アイスキャンディー・乳酸菌飲料の提供(2階)

こちらのホテルでもドーミーイン系列の嬉しいサービス、アイスキャンディーや乳酸菌飲料の提供サービスを行っています!
下の写真にも載っていますが、提供時間は以下の通りです。

アイスキャンディー 15:00〜25:00
乳酸菌飲料 5:00〜10:00

提供されていたアイスキャンディーはHERSHEY’Sのクランチチョコモナカ、チョコレートアイスバーにカルピスアイス、レモンソーダ、コーラ、メロンソーダ、ソーダの7種です。
なかでもクランチチョコモナカは人気で、実際にとても美味しかったです。

これだけの種類のアイスキャンディーをチェックインしてから深夜の25:00まで好きなだけいただけるなんて嬉しすぎるサービスですよね。
お風呂上がりにそのまま直行して食べるアイスキャンディーは格別でした…。

朝にはアイスキャンディーのかわりに乳酸菌飲料が提供されています。
朝風呂帰りにグッと飲み干すと最高です!

アイスキャンディーや乳酸菌飲料が影響されているこのスペースにはたくさんの漫画も揃えられています!

しかも、これらの漫画は借りてお部屋で読むことも可能とのこと。
もう本当にいたせりつくせりです…。

漫画のラインナップが気になる方はどうぞ。

そしてマッサージチェア。
こちらも無料で利用することができます。

マッサージチェアは2台のみなので、多くの人が利用できるよう、節度を持って譲り合いながら利用するようにしましょう。

自動販売機(牛乳など)(2階)

温泉から上がったら飲みたい牛乳もしっかり販売されていました。
瓶入り牛乳に加え、ラムネや、地元九州以外ではあまり見かけたことのないヨーグルッペもありました。
ヨーグルッペ、まろやかな口当たりと甘酸っぱさが絶妙で美味しいのでぜひ飲んでみてください!

アルコールはこちらの階の自販機のみで販売されています。

湯あがり処(休憩スペース)(2階)

大浴場入口の向かい側には湯あがり処(休憩スペース)があります。

休憩スペースといっても横になったりするスペースがあるわけではなく、机と椅子が並んでいて、お風呂上がりのほっこりとした時間を1人でもお連れの方とでもゆったりと過ごせる雰囲気のスペースでした。

湯あがり処では飲み物も提供されていて、コーヒーや紅茶、緑茶、ほうじ茶などを飲みながら過ごすこともできます。

自動販売機・製氷機・電子レンジ(4階・7階)

アルコール以外の飲み物の自販機と製氷機、そして電子レンジは4階と7階にあります。

飲み物の価格も特別高いわけではなく、一般的な自販機の販売価格と同じような価格でした。

製氷機には持ち運び用のカップが用意されています。

電子レンジには割り箸まで備え付けてありました。
こういった心遣いが嬉しいです。

子供用アメニティコーナー(1階)

1階の下足箱からエレベーターへ向かう途中のこちらで子供用のアメニティを提供していました。

子供用の館内着、足袋・あひるスポンジ・歯ブラシの入ったアメニティセット、ベビー用ソープ、子供用の椅子にベビーカーまで用意されていて、幼いお子さんがいる方も安心して利用できます。

夜鳴きそば(2階)

ドーミーイン名物「夜鳴きそば」もいただくことができます!
提供場所は先ほど紹介した2階の「湯あがり処」で、21:30〜23:00の間提供されます。

受け取り時は列が混雑するため、2名以上でお越しの場合も、列には代表者1名が並ぶようになっており、過度な混雑は感じられませんでした。

醤油ベースのスープのいい香りに、夕食をしっかり食べたにも関わらず、食欲がそそられます。
手際よく用意してくださるので、列が長くとも、それほど待たずにいただけました。

夜鳴きそばです。
どシンプルですが、あっさりスープにネギやアオサの風味が合わさって、これが本当に美味しいんですよね…。

1杯あたりの量がそれほど多くなく、脂っこくもないので、この時間でもぺろっといけちゃいます。
私は箸が止まらず、つい3杯ほどいただいてしましました…。
(これでもかなり我慢しました…。)

夜鳴きそば提供時間中はソフトドリンクのドリンクバーマシンが利用できるようになっていました。

湯あがり処は朝食会場としても使用されています。
旅行の予定の都合で私たちは利用しなかったのですが、漬けマグロ、いくら、しらす、ぶりなどを好きに盛って海鮮丼を作れたり、ホタルイカをはじめとした富山の名産品をいただけたりと豪華な朝食ビュッフェで2,300円とのことなので、都合の会う方はぜひ利用してみてください!

「どうせ泊まるなら、できるだけお得に!」そんな方におすすめの予約テクニックをまとめています。

まとめ

今回は富山のドーミーイン系列ホテル、御宿 野乃 富山の宿泊記をお届けしました。
富山駅から徒歩圏内ではないものの、電車や路面電車を使えばスムーズにアクセス可能。
館内の快適さや細やかなサービスを考えると、少し足を伸ばしてでも泊まる価値があるホテルだと感じました。

これから宿泊を検討される方の参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからももちょろぐをよろしくお願いします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次